コード
分類
テーマ
発表者

006101

インターネットを活用した調査研究の実施 小野田 充和   岡山県立玉島高等学校
環境問題を取り扱う授業実践の一つとして、インターネットを利用しアンケート調査を行い、生徒自身にゴミの問題を調べさせ現状を認識させる。併せてコンピュータネットワークとして、また情報伝達手段としての専用線(公開系)の有効な活用方法を検討した。今後、データの処理等についての指導も進めていきたいと考えている。
006102
新しい環境教育の模索−国府台高校における環境教育の授業実践(5)− 川勝 健二郎  千葉県立国府台高等学校
岩田 孝昭   千葉県立国府台高等学校
名取 龍彦   千葉県立国府台高等学校 
国府台高校では1996年より「環境科学」の授業を実施している。1996年度、授業終了後のアンケートによる生徒の要望から翌1997年度より2学期に班別研究発表を行っている。その結果と評価についてまとめる。
006103
藍の栽培と染色 加藤 清高   豊橋市立豊橋高等学校
植物の藍を使っての染色は古くから日本でも行われていた。現在でも徳島県などでは藍が栽培されている。実験書を調べていると、藍を種から栽培し、染色する方法が紹介されており、著者である滋賀大学の鳥本教授にお願いし藍の種をいただいた。藍を栽培し、得られた藍の乾燥葉を用いて本校3年生の化学TAの授業で染色の実験を行った。栽培の様子、梁色の実際、授業での生徒の感想などについて報告する。
006104
テーマ学習「超能力を科学する」実践報告

梶山 正明   筑波大学附属駒場中・高等学校

中学3年生対象の選択科目「テーマ学習」として、「超能力を科学する」と題する授業を行った。「超能力」の定義・歴史(研究史)や人はなぜ騙されるのかについての講義、超能力(手品)の実演と練習、専門家による講演会、興味あるテーマを選んで資料調査・研究、論文作成と研究発表などを通じて、「超能力」のみならずさまざまな物事を科学的に考える力の育成を試みた。事前・事後アンケートの結果、この目的はほぼ達成できたと考えられる。
006105
公開講座「親子理科実験」を実施してみて 古沢 佑一   東京都立八王子東高等学校
理科離れが深刻化する中で少しでも理科好きの子供を育てるために、高校の物理の授業で培った実験指導のノウハウを生かし、本校では5年前から小学生を対象とした公開講座「親子理科実験」を実施している。親子としたのは、のこぎりやかなづちなどの道具を使うとき、親に子供の面倒を見させる意味があったが、親も自ら楽しみ、親にもすこぶる好評であった。
006106
大空を飛んだ高校生が作った熱気球 古沢 佑一   東京都立八王子東高等学校
生徒たちから人が乗れる熱気球を制作しようと思い立ってから、2年間の準備期間を経て、生徒たちのメンバーが変わり布地を購入し裁断、縫い合わせ熱気球の制作を始めて2年後に操縦可能な本格的な2人乗りの熱気球が完成しました。浮力300swの熱気球を作るためにアルキメデスの原理を学び、楕円と球と円錐の組み合わせで気球の球皮を作るために、パソコンを駆使して長さ、面積、体積を計算して熱気球の設計図面を作りました。
006107
生徒の素朴な力概念を生かした授業の試み 新海 徳則   愛知県立西尾高等学校
「(物体が)力を持つ」という考え方は素朴な力概念を代表するものであり、物理ではふさわしくないとされている。この考え方が、2つの課題に対する解答に、どのように影響を及ぼすかを調査した。その結果、「力を持つ」と考える生徒もそうでない生徒も、状況によっては素朴な力概念を示すことが分かった。したがって、科学的な力概念への橋渡しを考える際には、状況に応じたそれぞれの指導法が必要である。