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分類
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テーマ ( 要約のあとの [ ]内の数は補助分類番号 )
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発表者
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032101
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801
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要となる概念を理解させる実験の開発 | 兵庫県立御影高等学校 北川 英基 |
[要約] 理科離れが進み,化学選択者の減少が起こっている。背景に,子供たちの体験不足,読書離れ,学びからの逃走などがある。「生き方」と切り結ぶ授業,解りやすく感性に訴える教材の開発が求められる。その一つとして,化学の学習体系における要となる概念づくりが重要であると考え,実験を工夫してきた。酸塩基の価数・電離度・強弱、物質量(mol),電池でまとめる酸化還元反応などについて,授業から良い手応えを得たので報告する。[105
304 305] [キーワード] 化学選択者減少,要の概念,価数,電離度,物質量,電池でまとめる酸化還元 |
032102
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703
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電子親和力のデータをどう解釈するか、そして、生徒にどう説明するか | 三重県立四日市工業高等学校 山本 久樹 |
[要約] 県内のある進学校の先生から、図説の電子親和力についての問い合わせがあった。私はいくつかの物理化学の教科書と図説をみて、ある統一性(第三周期の電子親和力が高い値をとること)と例外(15族が例外的にその値が低い)に気づいた。それは、以下の質問に答えるのと同じであると思うが、これを高校の生徒にどう説明するのか?
(以下略)[101 102 103 800 1101 1102] [キーワード] 原子の性質 イオン化エネルギー 電子親和力 電気陰性度 有効核電荷 Huntの規則 |
032103
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402
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銅板画に化学を求めて |
東京女学館高等学校 井出 裕子 |
[要約]五百年以上も前から行われている銅版画の手法から、酸の性質、酸化還元反応など化学的考察をするだけでなく、使用腐食廃液の処理での化学反応に伴うエネルギー変化、さらに環境科学やグリーンケミストリーなどの観点からの考慮も含め、エッチングの手法を総合的に探求できる教材にすることを目的とした。[601
305] [キーワード]グリーンケミストリー 教材開発 |
032104
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1302 |
考える力を育む個人実験の試み−化学の面白さを伝えるために− | 多摩大学付属聖ヶ丘高等学校 歌川 晶子 |
[要約]高校の生徒実験は、実験方法を指示して行わせるものが多い。これでは生徒に考えさせる余地がほとんどなく、化学の面白さは伝わらない。そこで、生徒の考える力を育み、教師の負担もあまり大きくない個人実験3題「白色粉末の同定」、「有機化合物の識別」、「有機酸の分子量決定」を考案し、うち2題は3年間に亘って実施した。生徒は、初めは戸惑っていたが、一生懸命取り組み、面白かったと言った。卒業後も一番印象に残る実験だったという者もいた。[801
401 502 503 602] [キーワード]全国高校化学グランプリ 探究活動 無機化合物 官能基の性質 中和滴定 |
032105
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301
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熱化学の指導のための発泡スチロール模型の試作 | 茨城県立緑岡高等学校 平野 泰博 |
[要約]熱化学の指導方法として、熱化学方程式を用いるとエネルギー関係図を用いる方法がある。これらは本来共に関連づけて扱われるべきものであるが、何らかの反応の熱量値を求める際に、これらは別個に取り扱われることが多い。そこで、簡便なものではあるが直方体の発泡スチロールで模型を作成し、熱化学方程式とエネルギー関係図を関連づける指導方法を研究した。[905] [キーワード]熱化学、熱化学方程式、エネルギー関係図、発泡スチロール模型 |
032106
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1200
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化学解体新書の作成−理科総合Aをふまえて− |
埼玉県立深谷高等学校 田辺 博 他 |
[要約]新学習指導要領に即した授業に役立つ挿話集および基本的化学実験集を作成した。ここで紹介している挿話はできるだけ身近なもの・時代の変化に対応したものに重点を置き、化学を専門としない人にも、興味をもって読んでいただけるような部分を数多く加えた。実験については比較的手軽にできて生徒に化学に対する興味・関心を起こさせるような基本的な実験を集めた。[1201
1202 1203] |
032107
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700 |
新教育課程における教科書の実験−中学理科化学分野領域および高等学校化学Tの教科書を調査して− | 多摩大学目黒中学校高等学校 谷川 貴信 他 |
[要約]中学校では平成14年度より、高等学校では平成15年度より新学習指導要領による新しい教科書の使用がはじまった。今回の教科書の改訂を機に、それぞれの新しい教科書にどのような実験が記載されているかを調査した。[1103]
[キーワード]新学習指導要領、教科書の実験、グリーンケミストリー、定番の実験 |
032108
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800
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興味・関心を育てる理科調べ学習の取り組み 〜「元素の事典」をつくる〜 | 多摩大学目黒高等学校 谷川 貴信 |
[要約] 理科総合Aの「化学領域」において、最初に出てくる「元素記号」興味、関心を持たせる試みとして、クラスで各自が分担し、それぞれが1つの元素について調べ、クラスで1冊の「元素の事典」を作成した。また、それをスキャナーでパソコンに取り込み、web上での「元素の事典」を作成した。 [102 1103 804 901] [キーワード] 調べ学習、周期表、元素記号、生徒一人一人が異なる元素、冊子、web、 1クラス1冊、調べる媒体の変化、インターネット、コピー&ペースト防止 |
032109
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1400 |
北理研・化学研究グループの活動 |
北海道札幌白石高等学校 堀川 伸 |
[要約]北理研(北海道高等学校理科研究会)は,昭和33年に全道の理科教員を結集し研究団体として活動を始めて今年で46年目を迎える。「化学研究グループ」は,前回の全国理科教育大会北海道大会(平成6年8月)の準備に向けて,この名称で活動を開始したが,活動の趣旨は脈々と引き継がれ,それ以来,毎月1回道立理科教育センターにおいて活動を継続している。北理研の会員であれば誰でも参加できるなど,公的な研究活動の場として長期間にわたって活動してきたことになる。[1301
1302] [キ−ワ−ド]北海道高等学校理科研究会,化学研究グループ,理科離れ,理科嫌い,実験書,課題研究,探究活動,学習指導要領 |
032201 |
904
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一酸化窒素酸化実験とビデオ教材の活用 |
北海道浦河高等学校 飯島 晶子 |
[要約]本実験は、気体の溶解度、色の変化、気体反応の法則、シュリーレン現象などが盛り込まれた難度の高いものであるが、あらかじめ作成した実験のポイントを押さえたビデオを事前に使用したところ、効果的に実験を行うことができた。週5日制になり、進度を優先させるために実験が今まで通りできなくなっている現状があるが、全体の実験の1〜2割程度このようなビデオを利用すると、生徒の観察眼を養うとともに時間の短縮にもつながると考える。[1102 305]
[キーワード]N0、NO2、色、溶解度、気体反応の法則、シュリーレン現象、ビデオ |
032202
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202
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空気の見かけの分子量を測定する生徒実験とその実施 |
富山県立福岡高等学校 島 弘則 |
[要約] 飽和水蒸気圧の考え方がわかりやすく、操作が簡単で、短時間で行え、特別の器具や薬品もいらず、良い精度で気体の分子量を求める実験として、新たに空気の見かけの分子量を測定する生徒実験を開発し、クラブ活動の実験として、実施した。その結果、本実験の教材としての有効性が確かめられた。[807] [キーワード]空気、見かけの分子量、生徒実験、混合気体、水蒸気圧、状態方程式 |
032203
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202
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化学Tで空気の平均分子量を求める生徒実験 |
東京都立科学技術高等学校 澤田 富雄 |
[要約]学習指導要領の改訂で,化学Tでは気体の体積を標準状態に限定して扱うことになった。そこでボイル・シャルルの法則に触れずに,空気の平均分子量を求める生徒実験をおこなった。簡易真空調理器具を用いた簡単な操作で,ほぼ正確に空気の平均分子量を求めることができた。また、気体の体積が変化しやすいことや,気体にも質量があることなどの基礎的な知識を,生徒に興味を持たせながら伝えることもできた。 [キーワード]分子量測定 空気の平均分子量 簡易真空調理器具 化学T |
032204
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105
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食塩(天日塩)結晶を用いたアボガドロ定数の測定 |
大阪教育大学教育学部付属高校平野校舎 内田 吉彦 |
[要約]天日塩から直方体の食塩の結晶を取り出して,その体積と質量を測定し,イオン半径,塩化ナトリウムの式量を用いてアボガドロ定数を計算する方法を考えた。この実験は,化学Tの「物質量」の項でアボガドロ定数の実験として,また,化学Uの「化学結合」の項で結晶格子の実験として行うことが可能で,この実験を通して,イオンがいかに小さく,アボガドロ定数がいかに大きいかを実感させる事も出来る。 [キーワード]アボガドロ定数 天日塩 塩化ナトリウム イオン 結晶格子 |
032205
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905
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身近な材料を用いた化学モデル |
北海道室蘭清水丘高等学校 本間 順 |
[要約]化学のモデル図は、現実とかけ離れたものが多く、生徒のイメージ作りに障害を与えている。そこで、身近で手に入りやすい素材を用いて、生徒が興味を持つ化学モデルを作成する。[101 203 204] [キーワード]化学モデル |
032206
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1199
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情報教育を生かした"化学の教材開発" |
大阪学院大学高等学校 田中 正樹 |
[要約] 「情報」では普通教科"情報"として必修・新教科になった。現在から今後に向けて、「パソコンソフトを用いた教員作成による授業の教材、更には生徒作成による自主教材」つまり、"教材開発"が必要であると思われる。とりわけ履修困難な第3編「物質の変化」から"、化学反応と熱化学方程式","酸と塩基の反応","酸化還元反応","電池と電気分解"を題材に選んで、Microsoft
Excel(教科"情報A"で、生徒は基本操作を学んでいる。)を主として用いた"化学の教材開発"を試みた。 [キーワード]情報教育,教材開発,科学的思考力,仮説実験モデル,化学,Microsoft Excel |
032207
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1001
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デジタルカメラを活用した化学授業の工夫 |
東京学芸大学教育学部付属高等学校 岩藤 英司 |
[要約]今年度から教科「情報」が必修となり,生徒は「情報」の知識や技能などに関してレベルアップしつつある。従って化学の授業では,これまで以上に情報機器を有効に活用して指導の効果の向上をはかることが期待できる。今回,デジタルカメラ画像を含む,試薬の安全情報をコンテンツとしたホームページを作成する課題研究を行った。生徒達は,実験の前後で必ず実験に使用する試薬についての情報を確認するようになり,安全に実験する意識の向上が見られた。化学実験の安全指導の一つとして大いにいろいろな学校で実践可能である。[1103] [キーワード]安全指導,グリーンケミストリー,試薬情報,教科「情報」,情報機器,ホームページ,デジタルカメラ,教科の連携 |
032208
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理論値に近い結果が得られる分子量の測定実験 |
富山県立泊高等学校 松田 秀行 |
[要約]気体の状態方程式を使って分子量を求める実験については,これまでにもいろいろな研究が行われ紹介されている。ドライアイスを用いた方法,ガスボンベを直接用いた方法,操作が簡単で短時間に何回も繰り返してできるものなどである。酢酸エチルを用いた生徒実験では,実験操作や温度設定などが原因で理論値に近い結果が得られないことが起こる。実験終了時に生徒が満足感を得ることができるような実験条件について研究したので今回報告する。 [キーワード]気体実験 分子量測定 温度設定 満足感 理論値に近い 実験操作 |
032209
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605
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LED蛍光光度計の開発と金属アルミニウムの分析 |
北海道旭川東高等学校 萬木 貢 |
[要約]高校化学の定量実験は中和滴定など非常に限られている。このことは、数量化して対象物を分析する機会の少ないことを示し、生徒による実験データの分析・解釈など探求方法の修得ができにくいことを意味する。化学分野に広く用いられている分光分析(吸光分析、蛍光分析など)には、単一波長を選別する分光器と光量を測定する光電管が使われており、機器それ自体高価な装置である。ここでは、光源にLEDを使用することにより、分光分析に匹敵する定量化が可能となる簡易蛍光光度計の開発と、それを金属アルミニウムの分析に応用した実験例を紹介する。[406] [キーワード]蛍光分析、アルミニウム、ルモガリオン、金属錯体 |
032301 |
202
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トリチェリの真空を利用した水の蒸気圧測定 |
東京都立戸山高等学校 吉田 工 |
[要約] 水銀でトリチェリの真空を作り、水銀柱の高さを測定する。水でトリチェリの真空を作り、水柱の高さを測定する。水銀と水の密度より水柱の高さを水銀柱の高さに換算した値は、水蒸気圧の分だけ水銀での値より低くなる。水銀の場合は蒸気圧が低いので、ほぼ真空と見なせるが、水の場合は水蒸気圧が無視できない。両者を比較し、水蒸気圧を測定する。水柱の高さを正確に測定するため、装置に工夫をした。 |
032302
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303
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バリウム塩の電離平衡と共通イオン効果 | 東京都立砂川高等学校 守本 昭彦 |
[要約]炭酸バリウムなどのバリウム塩および金属のバリウムを用いたいくつかの反応では,条件によって実験結果がはじめの予測と異なる興味深い現象が観察された。この現象の原因である塩化バリウムの電離平衡における共通イオン効果について,生徒実験を通して理解し,物質に対する多角的な見方が体験できるような教材を開発し,実践した。[400
401 407 305] [キーワード]バリウム塩・電離平衡・共通イオン効果・塩化バリウム・炭酸バリウム |
032303
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ヨウ化カリウム水溶液の電気分解・液中で流れ落ちるヨウ素の観察 |
東京都立八王子東高等学校 下田 善夫 |
[要約] ヨウ化カリウム水溶液の電気分解の実験は易しく、理論も簡単明瞭、これといった新味はない? しかし、よく観察すると不思議な現象がみられ、生徒たちに知的好奇心を誘発させることもできる。
[キーワード] 落ちる煙、ヨウ素溶液、電気分解、流れ学、流体力学、ポリヨウ化物イオン |
032304
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306
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簡単な金の溶解・析出実験 | 北海道倶知安農業高等学校 佐藤 正則 |
[要約]金は金属の中でイオン化傾向が1番小さい物質であり酸化されにくく、実験室にある塩酸や硝酸などには溶解しない。教科書などでは「王水に溶解する」と記述されている。
金を題材にした実験を見てみると、王水以外にヨードチンキや陽極酸化法で溶解させるものや還元炎によるコロイド形成、メッキ等が紹介されている。 ここでは身近にある物質を使い簡単かつ安全に金を溶解、析出する実験を紹介する。[403
305 402] [キーワード]身近な薬品、溶解・析出、コロイド、酸化還元反応 |
032305
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過マンガン酸カリウムによるトルエンの酸化−マイクロスケール化へのアプローチ− | 広島県私立広島学院高等学校 井上 正之 |
[要約]トルエンを過マンガン酸カリウムで酸化して安息香酸を得る実験をマイクロスケールの生徒実験とするために,触媒の開発と反応条件の検討を行った。
[キーワード]トルエン,過マンガン酸カリウム,陰イオン界面活性剤,酸化マンガン(W) |
032306
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506
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中和滴定を用いたアミノ酸の双性イオンの理解について | 東京都立駒場高等学校 田中 義靖 |
[要約] 双性イオンの存在は、α−アミノ酸の特徴(結晶がイオン結晶に似たものになる等)の原因になっている。この重要な双性イオンの存在を実感させる為に、「酸性アミノ酸の中和滴定」を生徒実験として実施した。その実験の考察を通して、双性イオンの存在とその特徴を気づかせることが可能であることを確認した。[304
801] [キーワード] アミノ酸、双性イオン、中和滴定、逆滴定、滴定曲線、二段快適定 |
032307
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ジアゾニウム塩からのフェノール合成と塩化鉄 (V)水溶液による呈色反応 | 東京都立八王子東高等学校 貝谷 康治 |
[要約]フェノールの合成と水酸化鉄(V)水溶液による呈色反応を生徒実験の追加実験として行ったが,当初うまくいかなかった。そこで自ら「探究活動」を行い,その過程や結果をまとめ,生徒実験を開発した。まず,ジアゾニウムイオンを含む水溶液を煮沸希硫酸中に滴下し,フェノールを合成した。塩化鉄(V)水溶液による呈色反応は,酸性や,硫酸イオンの影響を受ける。そのため,反応液からジエチルエーテルでフェノールを抽出後,呈色反応を行ったところ成功した。
[601 1302] [キーワード]フェノール 塩化鉄(V)水溶液 ジアゾニウム塩 呈色反応 抽出 |
032308
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502
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炭化水素と臭素との反応 | 東京都立戸山高等学校 山本 進一 |
[要約] 臭素水から臭素をヘキサンで抽出した溶液は、強い光を当てると色が消えてHBrが発生するが、1−ヘキセンを加えて色を消してもHBrは発生しない。これを濃アンモニア水で確認する生徒実験を行っている。一方、ベンゼンに臭素と鉄粉を加えて置換反応を起こしたとき発生するHBrの確認は、濃アンモニア水でなくpH試験紙を用いるべきであると考える。他に、エタノールを濃硫酸で脱水して得たエチレンやラテックスと臭素との反応も、工夫している。[504] [キーワード] 炭化水素 臭素 付加 置換臭化水素 1-ヘキセン エチレン ラテックス |
032309
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1000
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化学実験における廃液処理について−グリーンケミストリーの立場から− | 私立四天王寺高等学校・中学校 野 裕恵 |
[要約]中学校や高等学校における化学実験の廃液や廃棄物は、文部科学省の指針などにもとづいて処理されている。しかし、学校間や教科を担当する教師によって、処理方法が異なる場合もある。今回、勤務校における実験廃棄物の処理方法を報告し、廃棄物に対する生徒への啓蒙から環境教育へとつなげていくことを前提とした実験時の取り組みを考察したい。[1003
1004] [キーワード]環境 グリーンケミストリー 化学実験 廃液・廃棄物 |