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分類 |
テーマ |
発表者 |
内容 |
補助分類 |
952101 |
1200 |
身近な物質を用いた『化学IA』実験 |
奈良・高取高等学校 筒井 克行 |
5種類の『化学IA』教科書と関連する書籍に収載されているすべての実験を、『桐
Ver.4』を用いてデータベース化し、生徒の興味や関心を高めるような、身近な物質を用いたなじみやすい実験を選択できるようにした。また、身近な物質を素材とし・ |
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952102 |
1203 |
木灰・海草灰からの石鹸作り−洗剤のルーツを探る− |
大阪・府立四条畷 高野 裕恵 他 |
洗濯という人類の行為は歴史の中でかなり古い時代からあった。そのことは発掘されたシュメール人の粘土板やエジプトの壁画によって確認される。これらの時代に偶然の発見から作られ使われてきた石鹸は自然の原材料が使われそこから現在の薬品に |
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952103 |
900 |
洗濯糊から作った「スライム」で遊ぶ |
東京・大泉北 山本 進一 他 |
市販のPVA(ポリビニルアルコール)洗濯糊からの「スライム」作りは、小学校から高校まで広く行われ人気のある実験である。しかし、ただ作るだけでは、楽しい遊びで終わりがちである。そこで、顔料や四酸化三鉄などを混ぜていろいろな「スラ |
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952104 |
506 |
野菜に含まれる遊離アミノ酸の教材化 |
富山・礪波 松井 均 他 |
植物にはタンパク質が存在しないと生徒が思っているという報告がある。本県の数校の高校でもアンケート調査したところ、実態はまったく同じである事が確かめられた。そこで植物にもタンパク質が存在することを教えるために、野菜のすりおろしジ |
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952105 |
604 |
生徒実験のための簡便なマグロ肉の鮮度測定 |
愛媛・丹原 佐伯幸治 |
魚肉は、ATP関連物質をクロマトグラフィーによって分離定量し、魚肉鮮度判定恒数K値を求めて鮮度を判定できる。この実験の教材化のためにHPLCを用いたマグロの鮮度測定の実験を行った。また、イオン交換クロマトグラフィーによる簡易鮮 |
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952106 |
1302 |
ビタミンCの性質に関する探究実験 |
東京・八王子東 守本 昭彦 |
生徒が自ら考えながら行う探究活動として、ビタミンCといくつかの試薬を反応させ、ビタミンCの還元性を確認する実験を行った。この実験では実験プリントに示された参考資料と与えられている試薬をヒントにして実験操作を考えながら探究活動を |
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952107 |
900 |
ペットボトルを用いた爆発実験 |
東京・羽村 安部卓郎 |
爆発はかなりの音響をともなうなど感性に訴えやすい現象である。この現象を授業に利用すれば、普段の授業ではあまり学習意欲を示さない生徒から、化学的な興味・関心を引き出すことが期待できる。また、身近な物質の教材化という観点から、ペッ |
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952108 |
503 |
身近な物質・現象の化学−油脂の劣化機構を探る |
兵庫・姫路東 村上 忠幸 |
「油が悪くなる」という現象は、油脂の加熱時及びその保存時に空気中の酸素が関わる酸化反応である。加熱時には、短時間のうちに空気による酸化など様々な反応がおこり色、風味、粘度などが変化する。保存時にはおもに、自動酸化と呼ばれる油脂 |
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952201 |
701 |
高校化学における学習指導改善のためのアンケート調査と大学入試問題の分析 |
群馬・沼田女子 鷲頭 育夫 |
高校における化学の指導改善のためには実験の重要性を見直すことが必要と考え、生徒実験の実態に関する調査を行い、実験に関する出題を中心に入試問題の分析を行った。その結果、化学の指導担当者の多くは、高校では実験を行い、知識や結果の暗 |
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952202 |
703 |
化学大学入試問題…在り方と要望 |
大阪・府立岬 松田斗司 |
平成元年度から大阪府高等学校理化教育研究会の化学入試問題評価小委員会は、毎年近畿圏の大学入試問題の検討を重ね、日本化学会近畿支部主催の「大学入試問題を巡る大学と高校の交流会」に参加してきた。入試問題の意見交流を通じて、単位、用 |
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952203 |
800 |
(化学の)夏休みの宿題への試み ユニークな周期表をつくろう |
大阪・少路 吉田 眞一 |
夏休みの(宿題)探求活動として、「周期表の基本的な内容を崩さないようにした色や、形、デザインを凝らしたユニークな周期表」を個人のアイデアで作成させている。出題した教師の考えもおよばないユニークな作品が毎年提出されている。提出作 |
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952204 |
100 |
とびだす周期表 |
大阪・東住吉 森本 均 |
たった一枚の紙からなり,二つ折りにしたものを90度に開くと電気陰性度の大きさだけ周期表がとびだす。教科書などに貼りつけておけば必要なときにいつでも立体の周期表を見ることができる。この「とびだす周期表」を生徒に作らせることによっ |
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952205 |
1302 |
探求する能力を育てる授業をめざして(W) あすなろ方式授業教材「プリント黒板」の目的と構成 |
大宮・市立大宮北 竹野 徹美 |
あすなろ方式とは、生徒が授業を受けるのではなく、参加して共に授業を創り上げていくことをめざす授業法である。第4報となる本報では、あすなろ方式の主柱の一つをなす授業教材「プリント黒板」を取り上げる。これは単なる作業学習用教材では |
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952206 |
705 |
SAAP教材による家庭でのエネルギー利用調査1 |
埼玉・越谷北 中村 好伸 他 |
SAAP(Science Across Agia Pacific)はアジア・太平洋地域の環境問題を中学・高校生に調査させ、その情報を交換することによって国際的視点から科学的に環境を理解しようというプロジェクトである。著者らはSAAPのテキストをもとに埼玉県各 |
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952207 |
1000 |
化学科の地震災害と防災対策 |
大阪・桜塚 赤羽根 充男 |
今年1月17日の阪神大震災は近畿地方に甚大な被害を与えた。当然のことながら、高校の化学科の薬品や器具にも大きな被害を与えた。特に本校では薬品倉庫の中の薬品棚が倒れたり、落下した薬品瓶が破損し有機薬品等が漏洩して、引火爆発の危険 |
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952208 |
1003 |
フェライト法による廃液処理について |
和歌山・那賀 野上 雄生 |
化学実験にともなう廃液処理について、本校で行った廃液処理システム、およびフェライト法と呼ばれる処理法について、考察する。 |
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952301 |
806 |
歴史的実験の教材化 ・分子説とイオン概念の形成について・ |
愛媛・丹原 武田正彦 |
新学習指導要領における「化学U」では「課題研究」が設けられている。その内容の一つとして「化学の歴史における著名な実験の再現」があげられている。今回、著名な実験の再現として「分子説の誕生」と「イオン概念の形成」の2テーマにつき、 |
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952302 |
905 |
層のずれを伴う金属結晶格子モデルの作成 |
東京・武蔵 溝 口 克 彦 |
金属結晶格子の学習に当たっては、単に面心立方格子、六方最密格子、体心立方格子を静的なものとして提示するのでなく、これらの格子が簡単なボールの層のずれにより相互に変換可能なものであるという、動的なものの見方を育成したい。そのために |
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952303 |
202 |
気体の圧力測定 |
茨城・水戸第一 萩谷 薫 |
気体を混合したときの圧力を計算させると誤りが多い。問題例にできるだけ即した実験例を示すことが検証、そして理解へとつながるものと考える。今まで常圧より小さい圧力の測定は水銀マノメーターを利用したが、1atmより大きい圧力の測定には向 |
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952304 |
202 |
気体反応の法則の実験開発 −触媒と圧力センサーを使って− |
奈良・郡山 廣橋宗次 |
気体の法則の実験は反応条件や圧力の測定等に困難な点があったので、生徒実験が行われにくかった。今回、一酸化炭素と酸素を触媒(ホプカリット)を使って、常温・常圧で反応させる方法を開発した。さらに、圧力センサーを使って同圧になるようチェック |
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952305 |
304 |
中和滴定をめぐる課題研究実践例 多人数を指導する一方法 |
茨城・下館第一 阿内 大冠 |
学校の実態を考え、多人数の生徒を限られた施設・設備・教員などで、課題研究を指導する場合の一方法を実践を通して考えた。課題テーマは教師側で用意した12の中から選択させた。研究は、まず与えられた内容を一通り実施した後、探求を深める |
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952306 |
304 |
炭酸ナトリウムや有機酸の中和滴定曲線の実験 −− 強酸・弱酸の指導 −− |
東京・両国 伊藤 誠一 |
酸塩基の「酸の強弱、塩の加水分解、中和滴定曲線」などの授業で、弱酸(炭酸)の塩である炭酸ナトリウムを取り上げ、この塩が塩基性を示し、強酸(塩酸)で滴定すると2段の中和滴定曲線が得られることはよく指導される。しかし、中和滴定曲線 |
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952307 |
306 |
注射器と乾電池を用いた簡易電解装置の開発 |
茨城・水海道第一 飯田 清 |
電極にステンレス線または白金線、気体捕集管としてプラスチック製の注射器、さらに、電源装置として角型乾電池を使った簡易電解装置を開発した。これにより、電気分解の実験が簡単に取り扱えるようになった。また、白金線電極に用いることにより、 |
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952308 |
306 |
酸化・還元反応の指導における問題点とその改善策 |
東京・竹早 片江 安巳 |
酸化・還元反応には、いわゆる酸化剤と還元剤との反応に加えて、金属のイオン化傾向に関連する反応や、電池・電気分解まで幅広く含まれる。しかし現行の教科書を見る限り、これらすべての反応が酸化還元反応であることを認識させることは難しい |
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952309 |
306 |
電気分解から始める電池に関する探究 −「酸化剤と還元剤による反応で電流を生じる」という視点に立ってー |
東京・大泉北 山本 進一 |
電池の学習の一方法として、「どのような物質があれば、電流を生じるか」を調べさせる探究活動を試みた。「電池の原理は酸化剤と還元剤の反応である」ことを体験的に理解するために、生徒自身が簡単な装置を用いて操作・観察・考察を短時間で繰 |
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952401 |
1100 |
市販『パソコン計測』の機能拡大の試み |
奈良・耳成 風間清光 |
『生徒と共に培ってきた生徒実験・演示実験にパソコン計測ならではの技を組み込むことはできないだろうか?!』と『市販のパソコン計測機器に付属(指定)する温度センサ〈サーミスタ〉は、センサの材質・形状・熱容量などから実験に制約をうけ |
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952402 |
904 |
ビデオでみる沈殿粒子の挙動 (不均一な世界の観察) |
東京・板橋 茨木 敦雄 他 |
一般に、溶液中に溶けているある金属のイオンを分離したり、確認するために、この溶液中に特殊な溶液を加えて、当該のイオンを沈澱させる方法がある。この度、筆者らが工夫した実験は、この「沈殿・沈降」の現象を単なる分離・分析のための操作 |
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952403 |
1101 |
パソコン計測実験の実験例反応速度の指導を通して) |
滋賀・八幡 田邊 雅之 |
反応速度と反応物の濃度の関係をルミノール発光を利用して演示実験した。反応速度の分野でパソコンを使った計測実験の報告はかなりの数にのぼるが、「簡単なハードウェアーと、簡単な(誰にでも自作可能な)ソフトウェアーで」を念頭に、演示実 |
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952404 |
1101 |
コンピュータを活用した反応速度の実験 |
福岡・北九州 林 一成 他 |
反応速度を求める実験で、反応時間を計測する道具として、光センサを用いたコンピュータ計測の装置の開発を行った。フォトトランジスタとADコンバータを用いて、「チオ硫酸ナトリウム水溶液の分解反応」の硫黄の白濁が生じるまでの時間を計測 |
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952405 |
1101 |
新しいタイプの反応速度実験U …自作簡易溶存酸素計とコンピュータを使って… |
神奈川・横須賀 永川 元 |
今回、自作溶存酸素計の改良を行なうとともに、コンピュータによる計測と解析を組み込んだ反応速度実験装置を開発した。また、この装置と「アスコルビン酸」などを使った触媒および酵素の生徒実験を新しく考案した。この実験を通して、生徒が触 |
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952406 |
1101 |
光電比色計によるパソコン計測システムの活用〔2〕−振動反応、化学発光を利用した反応速度の実験− |
東京・南野 清水 一幸 |
すでに報告した自作光電比色計によるパソコン計測システムは、透過度や照度の自動計測が可能であるため、反応の追跡を必要とする反応速度の実験に適している。その利用の一例は、以前にフェノールフタレインの退色反応速度の測定で示した。今回 |
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952407 |
306 |
電気分解 |
大阪・堺東 福岡正俊 |
[Cu(NH3)4]SO4・H2O結晶の合成と電気分解時の電圧・電流の測定より分解電圧の決定。[Cu(NH3)4]2+の分子内座標であるZーmatrixを作成し、CNDO/2を実行して3次元座標と電子密度等を求めた。錯イオン表示のため |
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952408 |
1103 |
高等学校における化学実験用薬品の管理システムの構築 |
埼玉CSS 鴻巣 大久保智久 |
今回の学習指導要領の改訂で、化学の学習内容は、生徒実験が奨励され、実験重視が図られているが、実際の学校現場では、化学薬品の管理上に種々の問題があり、実験は困難になっている.今回の研究は、上記の難点の解消のために@薬品の性質・特 |
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952501 |
400 |
硫 化 鉄 鏡 反 応 |
北海道・札幌篠路 杉山 剛英 |
授業において同族元素が似た性質を持つことを示す演示実験としてカルシウム塊と硫黄の燃焼反応の実験を以前から行っていた。昨年、鉄錆びのついた試験管でその実験を行ったところ試験管内側に金属光沢を示す鏡状の薄膜が付着しているのを発見した。光 |
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952502 |
1301 |
白色結晶の識別と金属イオンの分離・確認 化学U実験書〈課題研究指導展開例集〉 |
茨城・日立第一 大津 政美 他 |
茨城県高等学校教育研究会理化部・化学研究委員会(委員15名)では,化学Uにおける課題研究の実験例集を作成しました。課題研究の実施については教育現場においても,テーマ設定や時間の配分等で問題も多いかと思われます。課題研究を円滑に実 |
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952503 |
504 |
常温常圧下でのPd-C触媒による芳香族ニトロ化合物の接触水素還元 |
滋賀・彦根東 中嶋 博文 |
スズ-塩酸を用いた芳香族ニトロ化合物の還元反応は、どの教科書にも必ず記述されて
いる。この方法では還元するのに充分な水素ガスを発生させるスズ-濃塩酸を用いるが
、反応した水素ガスの定量的な測定は不可能である。そこで、常温常圧下において |
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952504 |
503 |
有機合成実験改良のための2, 3のヒント(その4) ――エステル合成実験の工夫―― |
東京・戸山 岸田 功 他 |
エステルは、1分ほどの時間で、触媒として希硫酸を用いても合成できる。酢酸エチルの合成では、1〜3
M 硫酸を用いても、蒸留すれば生成を容易に確認できる。酢酸イソアミルでは、6
M 硫酸を用いても、濃硫酸の場合とほぼ同量の生成が確認され、し |
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952505 |
503 |
蟻酸を使った銀鏡反応とフェーリング反応 |
大阪・教大附 天王寺校舎 井野口 弘治 他 |
蟻酸の還元性は,ホルマリンより強い。しかし,銀鏡反応はアンモニア性硝酸銀溶液では生じない。トレンスの試薬(NaOHを加えたもの)を使えば,80℃〜90℃で銀鏡は生じる。75℃付近で,蟻酸の量が少ないと爆発しやすい。フェーリング反応はNaOH濃度 |
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952506 |
1200 |
原油のワンポット反応 |
東京・小山台 伊平 憲生 |
化学TBやUの有機分野だけでなく、化学TAの「身の回りの物質の製造」や「化学の応用と人間生活」などにおいて、石油や原油についての取り扱いがある。しかし、普通、原油を見ることなく生徒は卒業する。また、原油に関する実験例も分溜など |
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952507 |
500 |
未知試料を調べる有機化学実験 |
大阪・高槻北 井田 誠夫 |
生徒はグループごとに、異なる未知試料を与えられる。3回の授業を通じて、分子量を測定し、異性体の構造式を考え、実験を続けながら何であるかを探究してゆく。未知試料の姿は次第に明らかになってゆく。生徒はそれ迄に自分達が学んだ知識を総 |
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952508 |
1302 |
有機化合物の分離に関する実験の指導 ー従来型実験の探究活動化ー |
東京・城東 土屋 徹 他 |
新学習指導要領の特徴の一つである「探究活動」は、教科書での取り扱いも含めてその解釈が曖昧である。「探究活動」については幅広い考え方があるが、本委員会では“生徒が考え創意・工夫する場のある活動”を「探究活動」と定義し、教材開発お |
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