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分類 |
テーマ |
発表者 |
内容 |
補助分類 |
962101 |
304 |
炭酸ガス入浴剤の製作 |
東京都立向丘 仁井田 孝春 |
炭酸塩と有機酸とを主原料にした炭酸ガス入浴剤づくりを考案し、生徒実験を行なった。実際に完成品を家庭風呂で使用させることによって、楽しみながら酸と塩基、中和反応、気体の発生、反応速度等の事項について理解させることを試みた。 |
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962102 |
204 |
ビデオカメラで見る沈殿粒子の挙動(その2) (不均一な世界の観察) |
東京都立板橋 茨木 淳雄 他 |
沈澱反応は化学分析や分離技術にとって古典的で重要な現象であるが、ある溶液に他の溶液を混ぜて沈澱を起こさせるということは、均一な系から不均一な系への変化がおこることでもある。そのときの沈澱粒子たちの奇妙で楽しい挙動を見ることは、子供たちが自然への興味を起こすきっかけになると考えたい。この現象を観察するための武器はビデオカメラである。 |
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962103 |
306 |
鉛化合物を用いた酸化還元反応に関する教材の開発と実践 |
東京都立八王子東 守本 昭彦 他 |
鉛(U)化合物の水溶液の電気分解により、酸化鉛(W)が合成でき、鉛蓄電池が作れる。また、鉛(U)化合物に塩基性で過酸化水素水を作用させると酸化鉛(W)が生じる。この鉛化合物に関する一連の実験から、酸化還元反応を電子の授受によって統一的にとらえさせた。さらに、電気分解における電極での酸化還元反応について、正しい概念に基づいて考察を深めることができるような学習指導を行った。 |
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962104 |
507 |
識別実験を通して学ぶプラスチックの性質とリサイクル |
東京都立八王子東 守本 昭彦 他 |
SPIコードは次のように指定されている。1・PET 、2・HDPE 、3・PVC
、4・LDPE 、5・PP 、6・PS 。 生徒にSPIコードが表示されているプラスチック試料の収集と文献調査を課し、これらをもとに識別実験を行って、プラスチックの性質、用途、リサイクルについて考察させた。本方法では、これまで識別が難しかった
HDPE,LDPE と PP も、酢酸エチル、酢酸メチルを利用した浮上密度試験によって確実に識別することができた。 |
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962105 |
507 |
PETボトルの再利用に関する実験 |
岡山県立倉敷商業 中尾 浩 |
PETボトルの再利用を生徒実験として実施するための方法について検討した.PETボトルの小片をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解することにより、比較的簡単に細かい粉末にすることができた.また、PETボトルを電熱器で直接加熱・融解して引き上げることにより、綿状の繊維を得ることができた.このようにして得られた粉末や繊維には、いろいろな用途が考えられる.その一部を紹介する. |
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962106 |
407 |
操作を簡略化した陽イオン系統分析装置の開発と実践 |
東京都立武蔵 溝口 克彦 |
陽イオンの系統分析は、無機化学各論の金属元素の集大成としてぜひ行わせたい実験の一つであるが、時間のかかるため、1時間の授業のなかでは実施できずあきらめて来た。しかし、簡単な注射器をもちいた吸引濾過装置および器具(二口試験管器具、気体発生装置)を開発し、生徒に使わせたところ、充分に1時間の授業のなかで行うことができたので報告する。 |
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962107 |
1410 |
知的ツールとしてのコンピュータの活用−「反応の速さ」の実験の工夫を通して− |
福岡県立小倉東 林 一成 |
「探究活動」や「課題研究」において、コンピュータを知的ツールとして活用できるように考察を行った。その具体的方法として反応速度を求める実験で、反応時間を計測する道具として、光センサを用いたコンピュータ計測の装置の開発を行った。「チオ硫酸ナトリウムの酸による分解反応」、「鉄(V)イオンのチオ硫酸ナトリウムによる還元反応」、「振動反応」について具体的展開方法を示した。 |
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962108 |
800 |
仲間と共に「生きるちから」を育む授業を − あすなろ方式授業法の内面的授業環境
− |
大宮市立大宮北 竹野 徹美 |
真の意味での、生徒による主体的な探究活動を行うためには、その前提として日常の授業全般で生徒が主体的に思考できる能力を育てることが必要である。つまり「受ける授業」から「参加し共に創りあげる授業」への改革が、探究能力育成の前提となる。これを達成するためには、生徒同士の人間関係の構築と「受ける授業」という価値観の根本的な意識改革を行う「内面的授業環境」の整備が不可欠となる。そのことが単なる教科学習を越え、生徒が仲間という集団の中で「生きるちから」を学ぶ授業への展望を拓くのである。 |
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962109 |
1300 |
シナリオ形式で書かせる身近な現象の化学− 課題研究の1つの方法として
− |
東京都立国分寺 堀内 和夫 |
1年間の「化学」の授業の終わりに、「身近な化学的現象を小学生にもわかるように、シナリオ形式(あるいは漫画)で書く。」という課題を与えた。この結果、予想した以上の成果があり、これは課題研究の指導の1つの方法としても考えられるので、これを報告する。 |
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962201 |
304 |
中和反応に興味を持たせる身近な指示薬の利用実践例 −生徒の興味・関心からスタートする授業づくり− |
茨城県立波崎柳川 野内 頼一 他 |
高校に入学するときにはすでに理科がきらいという生徒が多数いる。それらの生徒達にくわしく聞いてみると、「理科はきらいだけど,実験は大好き」と答える生徒がかなりいる。そこで、教え込みの授業ではなくできるだけ生徒に興味・関心を持たせながら実験を多く取り入れた授業が必要ではないかと考えた。それには身近な素材を使ったり簡単な用具を使用して、生徒がまず実験に楽しく取り組むことができないかと考えこのテーマを設定した。 |
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962202 |
604 |
生徒実験におけるガスクロマトグラフの導入に向けた教材開発 |
群馬県立西邑楽 萩原 克明 |
高校の化学実験におけるガスクロマトグラフの活用について検討した。試料として、身近で生徒が興味を持つと思われる物質について検討したところ、醤油やアルコール飲料、栄養ドリンク剤などが複雑な前処理を必要とせず高校生でも扱えることが分かった。次に、これらの試料を用いた生徒実験を想定して生徒用実験マニュアルを作成し、また、ガスクロマトグラフィーがどの単元でどのように活用できるかを検討した。 |
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962203 |
503 |
化学史の中の洗浄2 − サイカチ − |
大阪・大阪学芸高等学校 高野 裕恵 他 |
木灰と動物の油脂とから得られる石鹸は仏教信仰国であった日本において独自で発見されることはなく、手に入れるためには外国からの輸入に頼るしかなかった。石鹸の代用として使用されてきたのは植物であるサイカチやムクロジの実であり、また米ぬかや米のとぎ汁であった。このことは日本書紀や古事記の中に記されている。このサイカチが石鹸の代用としてどれほどの洗浄効果を示すのか、それを調べ、洗浄の歴史について考えるきっかけを作る。 |
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962204 |
1002 |
部活動における土壌の研究への取り組み |
北海道芽室 村田 一平 |
学校周辺で色が若干異なる土に着目し、これらを資料として、部活動において土の化学的性質を調べてみた。土のpH、緩衝作用、鉄(V)イオン量、腐植成分の量について、3種類の資料でどのような違いがあるかを調べ、また、1種類の資料に着目し、金属イオンの吸着や、土を充填したカラムクロマトグラフィーによる金属イオンの分離を試みた。今回は、部活動における実践について紹介する。 |
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962205 |
204 |
牛乳の化学 |
千葉県立薬園台 中臺 文夫 |
新しい学習指導要領による教育課程が始まり、課題研究や探究活動が重視されるようになりました。また、生徒の科学離れ、思考離れが叫ばれて久しくなります。そのような中、身近な素材で、生徒への動機付けになり、かつ、探究活動や課題研究、部活動でも使えるような素材の一つとして、牛乳の化学を提案します。 |
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962206 |
1302 |
物質の分類に関する探究実験 − 探究活動としての実践例 − |
東京都理化教育研究会化学専門委員会 東京都立江東商業 清水 薫 |
共有結合性物質、イオン性物質、金属、分子性物質に関する関心や理解を深めるために、身近な物質を試料とし、探究的にこの4種類に分類する教材を開発した。ここにその実践例を報告する。この教材の特徴は、第一に生徒自らが、実験前にこの4種類の物質の性質を調べて理解し、それぞれの特徴に基づき、試料を分類するための流れを考え、実験方法を探究する点である。次に実験に用いる試料は、身近な物質であるという点である。 |
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962207 |
1302 |
炭化水素の性質に関する探究実験 − 探究活動としての実践例 − |
東京都理化教育研究会化学専門委員会 東京都立城東 土屋 徹 他 |
有機化学の学習で、初期の段階で行なう探究実験を試みた。実験を通して、炭化水素を知識の中だけでなく体験の中にある物質として生徒に捉えさせ、且つ、炭化水素の性質が炭素原子間の結合から予測できることを学ばせた。実験は2段階から成り、第1段階で、炭素6個の直鎖状炭化水素(n-ヘキサン・1-ヘキセン)の性質を調べた上で、第2段階で、炭素6個の環状炭化水素(シクロヘキサン・シクロヘキセン・ベンゼン)の識別を探究させた。 |
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962208 |
1302 |
気体の性質を利用した噴水づくりT − 探究活動としての実践例 − |
東京都理化教育研究会化学専門委員会 東京都立竹早 庄 一志 他 |
アンモニアや塩化水素の噴水を演示して、溶解度や酸性・アルカリ性を説明する手法はよく用いられる。容器中に閉じこめた気体を何らかの方法で取り除き、圧力を減少させることにより、様々な方法で噴水をつくることができることは、今までにもいくつかの報告例がある。生徒がこの噴水の原理に着目し、溶解、反応、状態変化など気体について広く探究するような教材を開発した。探究活動に適した装置を紹介し、実践例を報告する。 |
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962209 |
203 |
気体の性質を利用した噴水づくりU − 溶解と吸着で噴水をつくる(1) − |
東京都理化教育研究会化学専門委員会 東京都立蒲田 藤岡 和男 他 |
医療用三方コックを用いた噴水装置を使って、気体を溶解または吸着させることで噴水になるかどうかを調べた。溶解の際の溶媒には、水・塩の水溶液・有機溶媒などを用いた。吸着では活性炭を用い、吸着するように工夫をした。その結果、二酸化硫黄・硫化水素・塩素・アセチレン・ブタンなどの気体で噴水になる例が得られたので報告する。気体を含めた溶解性の理解、吸着の現象の理解に適当な教材として利用が期待できる。 |
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962210 |
203 |
気体の性質を利用した噴水づくりV − 化学反応で噴水をつくる(1) − |
東京都理化教育研究会化学専門委員会 東京都立砂川 吉本 千秋 他 |
医療用の三方コックを使った噴水装置を使用することにより、高等学校で学習する種々の化学反応、具体的には中和反応、酸化・還元反応、沈殿を生じる反応、付加反応等で、噴水をつくることができることを示す。気体反応は通常の実験では扱いにくいがこのような装置を用いることによって、容易にその化学変化を観察できる。さらに、質量保存の法則理解の装置として、また量的関係の理解の導入実験として広く活用できることを報告する。 |
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962301 |
1200 |
排気ガスと酸性雨 |
北海道札幌白石 堀川 伸 他 |
現行の学習指導要領が実施されてから三年目を迎えた。探究活動や課題研究で実験が重視され、さらに「身のまわりの物質」や「ものづくり」に重点が置かれている。そこで、筆者は化学TAの必須項目である「化学の応用と人間生活」の“環境の保全 |
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962302 |
1200 |
デンプンを用いた実験 |
北海道大麻 稲村 幸彦 他 |
新聞に味噌汁に入れている具についての記事で、1位は豆腐であった。しかし、北海道はジャガイモであった。そこで生物TAでは、日常生活と生物(食物)、食物と代謝(体をつくる栄養素)の項目でジャガイモが扱われ、特に後者ではデンプンの性質が詳しく記載されている。化学TAでも身近な物質としてデンプンが取り扱われている。いくつかのデンプンを用いた実験をすることにより、教科書での学習内容の理解と身近な物質への化学的な理解を目指した。 |
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962303 |
202 |
一種類の注射器で探求する気体の法則 |
茨城県立土浦第一 阿内 大冠 |
注射器を使ったボイルの法則、シャルルの法則の実験は報告が多い。今回は、この他アボガドロの法則、ボイル・シャルルの法則、気体の分子量測定、蒸気圧まで含めた実験を一種類の注射器を使い検討してみた。空気、窒素、酸素を同体積取り、温度、圧力を変化させて体積を測定する。各気体の体積が常に一定なことを確認すると共に、気体の法則の検証も行う。また、注射器に気体を集め分子量を求めたり、水一滴を入れ各温度の水蒸気圧を求める。 |
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962304 |
800 |
生徒が主体的に学ぶ授業の実践 |
東京都立四谷商業 大野 弘 他 |
私達は、理科好きを増やすためには、生徒自らが主体的に取り組める授業を行うことが有効であると考えた。そこで、生徒が、自分で実験計画を立案し実行する授業を試みた。教材として、醤油やジュースなどの身近な食品の同定実験を取り上げた。多くの生徒は、自分たちで必要な資料を調べ、実験計画を立てることにはかなり困難を感じていた。しかし、元々化学に積極的に取り組んでいた生徒は、この授業に非常に興味を覚え、学習意欲が高まった。 |
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962305 |
807 |
花火の工夫 |
神奈川県立川崎南 神崎 夏子 |
部活動の指導をとおして花火の製作を工夫してきた。この成果をふまえて、授業でも花火の実験が安全にできるよう改良を重ねてきた。色花火の製作においては、塩の無水物を利用、火薬をフィルムケースで混合きれいな炎色反応、火花が観察できるようにした。吹き上げ花火ではフィルムケースの吹き上げ容器を考案、火花の高さが調節できるよう配慮した。色煙では色素の昇華による青い色の煙が、簡単に演示できるようにした。 |
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962306 |
507 |
導電性高分子の合成とその性質 − ポリピロールとポリアニリン − |
茨城県立水戸第一 三村 千春 |
化学Uにおける高分子の探求活動には、6,6-ナイロンや尿素樹脂などの合成が扱われることが多い。今回、高分子の課題研究として、最近研究開発され、実用化されているような機能性のある高分子を教材化することを試みた。機能性高分子のうちで簡単に手に入るもの、合成できるものとして、導電性高分子、超吸水性高分子や液晶を示す高分子などを対象としたが、その中で、導電性高分子を教材とした取り組みを報告する。 |
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962307 |
306 |
燃料電池の製作とその活用 |
島根県立松江教育センター 清水 和則 |
今や環境問題は避けては通れない人類共通の課題であり、環境教育の重要性が叫ばれている。環境問題を解決してくれる電池の一つに「燃料電池」がある。これは化学エネルギーを電気エネルギーに直接変換するもので、原理的にはエネルギーの変換効率が非常に高く、無公害なので、21世紀の地球環境にやさしいエネルギーとして注目されている。そこで、この「燃料電池」を製作し、授業で活用できるように教材化を図った。 |
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962308 |
306 |
燃料電池の教材開発と実践 − 主体的に活動できる化学の観察・実験の在り方
− |
茨城県立日立第一 大津 政美 他 |
「電池と電気分解」の単元で、実用的でクリ−ンエネルギ−として注目されている水素−酸素燃料電池を取り上げる。燃料電池の原理を理解し易くし,最先端技術の一端に触れることで、興味・関心がもてる授業の工夫を試みる。生徒自らの手で電極を作り、さらに3種類の電源のうち一つを使用することにより、一人一人や班ごとの独自性を強く意識することを通して主体的に観察・実験に取り組めるようにした授業実践とその考察である。 |
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962401 |
703 |
新学習指導要領に基づく化学教育 − 現状と課題 − |
大阪府立岬 松田 斗司 |
高等学校は、本年度で新学習指導要領に基づく教育課程での化学教育が、全て実施されるに到った。そこで、新教育課程での化学教育の実施状況や、従来の「化学」と比較して新学習指導要領での化学教育の実施している内容や問題点及び今後の化学教育の課題について、また、新学習指導要領の下で初めて実施される平成9年度の化学大学入試に対して、大学への要望と意見について述べる。 |
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962402 |
600 |
ハロゲンの生徒実験における塩素濃度の研究 |
長野県立屋代 宮坂 千文 |
生徒実験中の塩素の濃度の測定(ガス検知器ガステックKGー2N、ガス検知管塩素用8La使用)を行い使用する薬品の量や実験方法について研究した。従来の方法では塩素発生時、塩素水を試験管にあけるときや塩素と銅の反応時などにおいて生徒は一時的にかなり高濃度(5〜10ppm)の塩素を吸う可能性があることがわかった。測定データをもとにして実験方法を改善し、再度生徒実験による測定を行ったところ実験全般にわたって1ppm以下という良好な結果が得られた。 |
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962403 |
200 |
結晶構造 |
大阪府立美木多高等学校 福岡 正俊 |
金属結晶@面心立方格子(A1)A体心立方格子(A2)B六方最密構造(A3)、分子結晶@希ガス(Ne、Ar、Kr、Xe)(A1)AI2型(Cl2、Br2、I2)、共有結晶@ダイアモンド型(C、Si)A黒鉛(層状)BBN(層状)、イオン結晶@NaCl型ACsCl型BZnS(セン亜鉛)型CZnS(ウルツ鉱)型
D Cu2OECaF2型FCaC2型GCdI2型HNiAs型の3次元空間座標作成と溶液法・融解法による結晶育成の試み。 |
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962404 |
500 |
自作導電性ガラスを用いた液晶実験 |
東京都立新宿 木藤 章雄 他 |
時計やワープロなどに使われる太陽電池や液晶等は、先端技術に係る素材であり、生徒の関心をひきやすい対象でもある。これらの素材に共通に用いられている透明導電性ガラスの簡昜な作成実験や、作成した導電性ガラスを使った液晶の基礎的な実験を紹介する。本実験は「化学TA」の最近の科学技術に関する具体的な実験例、更には「化学U」の課題研究の教材として利用も考えられる。 |
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962405 |
504 |
多環芳香族アミンを用いた染料化学 |
愛媛県立伊予農業 藤江 義輝 |
平成6年度から実施された「化学TB」・「化学U」では、「探究活動」・「課題研究」が科学的な自然観を育成する上で重要視されている。テーマとして、「特定の化学的事象に関する探究活動」・「化学の歴史的実験例の研究」の中から、一つ以上の適当な課題を設定し、研究を行い、創意ある研究報告書を作成させることになっている。教科書の再検討の結果から、有機合成に関するものが少ないので、教材化を行ってみた。 |
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962406 |
1302 |
本校における化学探究活動について − 共通テーマの実践を例にして − |
神奈川県立柏陽 鈴木 正明 |
本校では平成7年度から2年次履修の化学TBで「探究活動」を年間指導計画に組み入れて、「探究活動」を明確に位置づけている。生徒は全員必修の共通テーマの後に、グループごとにまたは個人別に複数のテーマから選んで探究活動に取り組んでいる。探究活動の実践状況及び実践例を報告する。 |
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962407 |
105 |
モル電子天秤を利用した化学の授業 |
東京都立晴海総合高等学校 赤石 定治 他 |
すでに、高等化学における機器導入の意義について報告され、物質量を直接測定するモル電子天秤が開発されている。モル電子天秤は、化学式を入力することで、電子天秤で測定した質量をコンピュータに取り込み、リアルタイムで物質量を表示する装置である。このモル電子天秤を利用して、モル換算を入れない化学の授業を1年間おこなった。内容や物質量を扱った実験、考査問題など以前と比較し、モル電子天秤利用の効果や問題点をまとめる。 |
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962408 |
506 |
タケノコに含まれるチロシンの教材化 |
富山県立礪波女子 島 弘則 |
植物にアミノ酸が含まれることを示す実験教材を工夫して、いくつかの学校で実施した。実験の内容は以下の3つである。茹でたタケノコに含まれる白い物質を集めて精製しTLC分析により、アミノ酸の一種のチロシンであることを確認した。次に、タケノコからチロシンをアルカリ溶液で抽出し、分離同定実験を行った。さらに、得られたチロシンを用いた呈色反応実験を行った。 |
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962409 |
1101 |
コンピュータ計測による反応速度の実験 |
岐阜県立恵那 桜井 正之 |
KIを触媒にしたH2O2の分解反応を圧力センサを用いコンピュータ計測することで、経過時間における発生酸素の量をグラフに表示する。コンピュータ測定では2チャンナル測定を行うので、同時に2つの条件の測定ができる。表示したグラフより、反応速度の取り方、濃度依存性、温度依存性を考察することにより反応速度を理解する教材実験の開発。発展課題として、速度定数を求め、過酸化水素の分解反応の活性化エネルギーを求める。 |
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965101 |
1200 |
SAAP教材による北海道環境教育の実践(1) |
北海道札幌藻岩 山田 大隆 他 |
SAAP教材は、国内の資源エネルギー問題を包括的に扱い、日本の将来問題を総合的に考察出来る点で有効性がある。北海道で永年続けてきた環境教育研究の重要部分として、SAAP教材を1995年度に試行実践した。家庭のゴミ、家庭利用のエネルギー、飲料水、地球温暖化の教材での実践結果は、国内比較の他、国際比較でも興味ある差異結果を示し、国内外環境問題の総合的へのヒントを与えるものとなった。 |
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965105 |
1200 |
アジア太平洋地区における環境教材の比較研究(3)− Science Across Asia
Pacific プロジェクトの発展 − |
日本理化学協会環境教育検討委員会 東京学芸大学附属 丹伊田 敏 他 |
1990年 英国の Association for Science Education(ASE)と BP は、 |
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966101 |
900 |
巨大熱気球の製作とビデオ教材化(授業への応用) |
愛知県立知立 伊藤善文 |
教材として、実験室内で上げるミニ熱気球は比較的知られている。しかし、実際人が乗れる規模の熱気球を上げる場合と比較すると、スケールや感動の大きさはまるで違う。高等学校でも、学校祭などの機会に人が乗れる規模の熱気球を製作するケースがある。本研究は、その機会を捕らえ、課題研究的に行った熱気球製作と、ビデオ撮りした映像を使っての授業(気体の状態方程式)への応用についてのレポートである。 |
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